体臭と遺伝の関係について①

腋臭を例にすると、腋臭が強い人ではアポクリン汗腺の量が多く、腋臭が弱いか全くない人では、アポクリン汗腺の量が少ないということが経験的に分かっています。

腋臭発生に関しては、アポクリン汗腺以外の要素も絡んでいますが他の要素をそのままにしておいても、大もとのアポクリン汗腺を除去すれば、ワキガ臭が大幅に軽減されることは事実のようです。

アポクリン汗腺の量が多いか少ないかは、その人のもって生まれた体質によって決まります。そして、この体質の多くは、遺伝することが知られています。腋が体質の人が親を恨んでしまうのも、あながち筋違いとばかりはいえない面もあるかもしれません。

魚臭症とは、読んで字の通り、体臭、口臭が魚のような臭いになる病気ですが。こちらも遺伝によるものとされています。